車体のデザインなどを一新したJR四国の観光列車「ゆうゆうアンパンマンカー」が14日、高徳線と徳島線で営業運転を始めた。徳島駅で記念式典が行われ、同社関係者や徳島市内の園児ら約100人が祝った。
阿波池田駅行きが出発する2番ホームで式典があり、松尾勉駅長が「列車が皆さんの心に残ることを願いたい」とあいさつ。一日駅長に委嘱された若松保育園(徳島市)の山内弥ちゃん(5)と富永殊寧ちゃん(5)らが出発の合図をした。
家族で乗車した神戸市の増田茜織ちゃん(2)は「(車内で)いっぱい遊ぶ」と笑顔で話した。
アンパンマンカーは車体にアニメのキャラクターが描かれ、遊具を配したプレールームがある。2002年の登場から15年目を迎えて車体の基調色を青から黄色に変更し、車内に売店を設けるなどした。週末を中心に運行する。