温めるだけで食べられる世界初の市販レトルト食品として大塚食品(大阪市)が1968年2月12日に発売したボンカレー。大塚グループ創業地にある徳島工場(徳島市)で生まれ、累計販売数30億食を突破するヒット商品となっている。半世紀以上にわたって全国の人々に親しまれているボンカレーだが、その商品名の由来やパッケージに込められた意味を知っている人はどれだけいるだろうか。ボンカレーを巡ってSNSなどでよく話題に上る3つの謎について、大塚食品の担当者に直撃してみた。

「ボン」って何?

 ボンカレーの「ボン」は「良い」「おいしい」を意味するフランス語「Bon」から取っており、ズバリ「おいしいカレー」という意味だ。

パッケージの「三重丸」の意味は?

 現在でもパッケージに使われている赤や黄の三重丸には「おいしさ三重丸」という意味が込められており、1978年に発売された「ボンカレーゴールド」で初めて登場した。世界初の市販用レトルトカレーにちなんで、当時「世界の王」の異名を誇っていたプロ野球巨人の王貞治選手をCMに起用したのに合わせて、硬式球と三重丸を組み合わせたデザインを採用した。

沖縄限定の味がある?

 沖縄県では台風が頻繁に上陸することから、備蓄食としてボンカレーが多くの家庭で親しまれた。初めに親しんだものを長年愛用し続けるという県民性があることから、リニューアルや新商品の登場後も最初期のボンカレーが沖縄県民向けに製造され続けている。この味は発売50周年を記念して復刻版として新たに製品化されたため、現在では全国で購入することができる。