スーパーのキョーエイ(本社・徳島市)で上司からパワーハラスメントを受けて抑うつ状態になったとして、徳島県吉野川市の女性従業員が同社と上司に慰謝料など約118万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、徳島地裁は10日、請求を棄却した。

 園部伸之裁判官は判決理由で「パワハラを直接裏付ける録音データなど証拠はない。(原告と上司の)携帯電話メッセージのやりとりから叱責があったのは読み取れるが、総菜調理方法の指導であり、その仕方も配慮されていた」と指摘した。

 原告が勤務した約15カ月間に何度も残業を強いられたと供述している点について「残業が記録されているのは7日間で、そのうち5日間は5分に満たない。パワハラを受けたとする供述は信用できない」と判断した。