小松島市赤石町の赤石港に1日、イルカとみられる2頭の動物が現れた。同港周辺でイルカが見られることはほとんどなく、近隣住民や通行人らが一目見ようと集まった。
住民らによると、2頭は午後4時ごろ、漁船を係留している岸壁近くを泳いでいた。体長はそれぞれ3メートルほどとみられ、潜ったり浮き上がったりして、時折、とがった背びれが海面に現れた。
少なくとも同7時半ごろまで岸壁近くにいた。日没に伴い、以後は姿を視認できなくなった。
知人から聞いて見に来た森北健作さん(40)=那賀町和食郷、会社員=は「どこから来たのか。人間がいる岸壁近くまで寄ってくるなんて」と驚いていた。