徳島県庁

 徳島県の飯泉嘉門知事は16日の県議会9月定例会本会議で、徳島市が市文化センター跡地で計画していた新ホール事業について、県市協調で整備する方針を明らかにした。「隣接する県青少年センターの土地活用も含め、2千席の大ホールを核とした施設整備の検討に着手する」と述べた。岡本富治氏(自民)の代表質問への答弁。

 知事は、鳴門市文化会館が2021年4月に耐震工事で休館するなどとし、「文化施設の再編、リニューアルは時宜を得たものだ」と強調。徳島市文化センター跡地の市有地が県に提供されれば、移転予定の徳島中央署まで一連の土地が県有地となり、一体的な開発が容易になるとして「財政面の負担も含め、県市協調で整備すれば相乗効果も期待できる」と説明した。

 県青少年センターについては「若者が集う魅力的な機能へと進化させ、そごうが撤退したアミコビルへの移転を検討したい」と述べた。

 知事と内藤佐和子市長が参加する検討会議を設置する考えも示した。

 新ホールを巡っては、10日の市議会9月定例会で内藤市長が県立ホールとして整備するよう知事に協力を申し入れる方針を表明。11日に県庁で両者が会談し、知事は「県市協調のシンボルになる」と前向きに検討する姿勢を示していた。