今季の徳島ヴォルティスは、勝利した試合後、チャント「立ち向かえ戦士たち」に合わせて選手がタオルを頭上で回し、サポーターと喜びを分かち合っています。3月10日のアウェー大宮戦で、内田裕斗選手がスーパーゴールを決めて勝ったことをきっかけに始まりました。5月3日のホーム愛媛戦では、勝利の喜びを分かち合う選手監修タオルマフラー(2000円)が発売されます。渦やしぶき、エンブレムとともに、白い文字で「アツすぎる応援を!」とあります。岩尾憲キャプテンにパフォーマンスやタオルのデザインについて聞きました。

監修したタオルマフラーをPRする(左から)内田裕斗選手、岩尾憲選手、大﨑玲央選手(徳島ヴォルティス提供)

 

 「タオルを振ってみんなで喜びたいというのは、新しく始まったサポーターとのコミュニケーションのひとつ。いつもどおりというよりは、明確に今年ということが分かるデザインがいいなと思いました。SNSなどで、ヴォルティスのエンブレムが大きいと普段使いできないというサポーターの声もあった。そういう部分を意識しながら、無機質にならない、今年だと分かるデザインがいいと話し合いました」

 ―なぜタオル回しを?

 「大宮で初めてやりました。(大﨑)玲央が『持ってる人は振ろうよ』みたいな。打ち合わせはしてなくて、選手が感じて…」

 ―ノリで始まった?

 「ノリで始まりました。冒頭の声出しのところは、『僕らもできることをしたい』とサポーターの方に提案したら『ぜひやってほしい』と答えをもらっていたので。タオルを振るだったり手拍子だったりをゴール裏だけじゃなくみんなとやりたい、ゆくゆくはそうなっていくのかなと思っていたら、玲央がアドリブで…(笑)。『もうそこに飛び級したのか』と。みんな盛り上がって反応もよかったので、じゃあタオルを、となりました」

 ―サポーターとのやりとりは?

 「開幕前、クラブがよくなっていくためにお互いができることを話し合う機会がありました。選手とサポーターが直接会う機会はあまりないので、びっくりされてましたし、最初は僕らも何を話していいか分からなかったですけど、お互いもっと良くしていきたいという方向性は同じなので、いろいろと意見を伝え合いました」

 ―デザインはどうやって決めた?

 「(岩尾選手、内田裕斗選手、大﨑玲央選手の)3人と、広報担当と話し合って。複数案ありましたが、色味とデザインがはっきりしているものを選びました」

選手監修タオルマフラー(徳島ヴォルティス提供)

 

 選手監修タオルマフラーを手に勝利の喜びを分かち合うためにも、スタジアムで声援を送りましょう。