東北大の栗山進一教授(分子疫学)らの研究チームは、対人コミュニケーションなどに困難を抱える自閉スペクトラム症(ASD)が異なる疾患の集合体である可能性があることを、人工知能(AI)とゲノム解析を組み合わせた手法で発見した、と発表した。ASDの詳細な症状把握と、患者ごとに最適な治療法の実現につながる研究成果としている。

 ASDは自閉症やアスペルガー症候群などと呼ばれてきた発達障害の一種。反復的な行動や強いこだわりなど症状は多岐にわたる。遺伝的要因が強いとみられるが、因子は特定されておらず、全般的に効果がある治療法は確立されていない。