後半9分、得点を決めチームメートと喜ぶ徳島の馬渡(中)=熊本市のえがお健康スタジアム

後半9分、得点を決めチームメートと喜ぶ徳島の馬渡(中)=熊本市のえがお健康スタジアム

 サッカーJ2の徳島ヴォルティスは22日、熊本市のえがお健康スタジアムでロアッソ熊本と対戦し、1-1で引き分けた。通算成績は16勝13分け9敗、勝ち点61。順位は前節と変わらずJ1昇格プレーオフ圏の6位はキープした。しかし、自動昇格圏の2位福岡との勝ち点差を1しか縮められず、残り4試合で7差と、逆転は厳しくなった。

 徳島は、DF広瀬が第11節以来、27試合ぶりに先発、MFカルリーニョスが2試合ぶりに出場した。
 前半、立ち上がりはロングボールも交えながら攻めた。徐々にショートパスが回り始めた、リズムをつかみかえたが、熊本にショートカウンターから前半11分に先制点を許した。セットプレーやミドルシュートなどでゴールに迫ったが決定機は迎えられなかった。
 後半は、風上に立って徳島ペースで試合を進めると、馬渡が左サイドからDFを一人かわして、中央に切れ込んで右足でネットを揺らし、同点に追い付いた。徳島はボールを支配し、その後もCKやFKからチャンスをつくり、前川や島屋がゴールを狙うが、守備に人数を掛ける熊本の守りを崩せず、勝ち越し点は奪えなかった。

 徳島は次節、28日にホーム・鳴門ポカリスエットスタジアムで水戸ホーリーホックと対戦する。


明治安田J2第38節 えがお健康スタジアム 観客7153人

徳島 1-1 熊本
   0-1
   1-0

【得点】徳島 馬渡(後半9分)
    熊本 嶋田(前半11分)