徳島県庁

 徳島県新型コロナウイルス感染症対策専門家会議が24日、県庁で開かれ、独自に設定していた感染者の退院基準を緩和し、「発症から10日経過」などとする国の方針に合わせると決めた。10月1日から運用する。

 国は6月、病原体を保有していない状態になれば、PCR検査などで陰性を確認しなくても退院できると自治体に通達。具体的な条件として「発症日から10日間が経過し、症状が軽くなってから72時間が経過」などを提示していた。無症状者は原則、陽性が確定した検体採取日から10日間経過した場合としている。

 徳島では、国の基準より厳しい「PCR検査で2回の陰性判定」を基準にしていた。9月に入り感染状況が落ち着き、先行して国の基準を適用した他県でも問題が起きていないため、変更することにした。

 県は会議で、クラスター(感染者集団)が発生した県内の福祉施設やカラオケ喫茶の感染拡大防止対策などを報告。インフルエンザとの同時流行が懸念される秋冬に向け、対策を徹底することを申し合わせた。

 会議後に会見した西岡安彦座長=徳島大学病院呼吸器・膠原病内科長=は「新しい(感染の)波が来るのも十分予想されるので、気を緩めず対策をしてほしい」と話した。