[上]「与党内で積極的に提言していきたい」と7期目の抱負を語る後藤田さん=徳島市問屋町の事務所 [中]新聞を広げ、全国の情勢を確認する山口さん=三好市池田町の事務所 [下]にこやかに選挙戦を振り返る福山さん=徳島市八万町の事務所

 与党が圧勝した衆院選から一夜明けた23日朝、徳島県内の小選挙区を勝ち抜いた徳島1区の後藤田正純さん(48)、2区の山口俊一さん(67)、比例四国ブロックで当選した福山守さん(64)=いずれも自民=は早速、お礼のあいさつ回りを始めた。快勝で自民3議席を守った戦いに喜びをかみしめつつ、徳島の活性化に向けた決意を新たにした。


 ◇後藤田正純さん 政策や信念曲げず活動

 民進から希望にくら替えした対立候補に約2万票差をつける快勝だった。「地方創生などの政策や(党内野党のスタンスを取る)政治姿勢を期待していただいた結果だ。今後も政策や信念を曲げずに活動していく」

 自公両党で310議席を超える大勝となり、「安倍1強」批判が再燃することも予想される。「大勝は野党再編の混乱などに伴うもので、与党への積極的な支持だとは思っていない。国会運営に対する緊張感を保つため、与党内で提言を重ね、改革に努めていく」と強調する。

 徳島の活性化については「県や市町村と連携して大都市にはない利点を伸ばしていく。スポーツによる観光振興などを推進し、徳島の『光』を全国に発信していきたい」と意欲を見せた。

 当選後、妻で女優の水野真紀さんから「気を引き締めて頑張りなさい」と激励された。「家族の支えがあったから戦い抜けた。本当にありがたい」と頬を緩めた。


 ◇山口俊一さん 憲法改正は丁寧に議論

 午前9時ごろ、地元・三好市池田町の事務所に姿を見せ、スタッフら約20人にお礼を述べた。10期目の当選とあって、前回衆院選を上回る祝福メールが届いているといい「ありがたいですね」と相好を崩した。

 与党圧勝の結果に「森友、加計(かけ)疑惑の逆風でもっと苦戦すると思っていた」と驚く。有権者が野党再編に嫌気が差したのが勝因だと分析し「安定した自公がまだいい、という判断だろう。積極的な支持ではないだけに、政権運営次第では見放される」と、ベテランらしくくぎを刺した。

 改憲勢力が3分の2を超えたことについては「野党を差し置いて即座に改正するのはあり得ない。丁寧に議論しないと、国民の理解は得られない」と強調。県関係の政策では、高速道4車線化の予算獲得や大学のサテライトキャンパス誘致を課題に挙げた。

 24日には東京で党務をこなす予定で「国政はもう動いている」と、表情を引き締めた。


 ◇福山守さん 地方の窮状 国へ届ける

 比例単独候補として2度目の当選。昨夜は遅くまで祝福のメールや電話が届き、23日朝も支持者が次々と事務所を訪れた。「また国政の場で活動できる立場をいただき、本当にありがたい」と喜びをかみしめる。

 選挙戦を通じ、有権者の自民党への強い期待を感じたと言う。「党が進めてきた経済政策や外交への好感があった」と分析する一方、「森友、加計学園問題には多くの国民が納得していない」と強調する。

 県議から国会議員に転身し間もなく5年。「法律を作り、変えることができる部分にやりがいを感じる」と言う。最重要課題に少子高齢化対策を挙げ、若者の雇用の場を確保し地方の窮状を国政に届けるためにも、昨年の参議院で導入された合区の解消を目指す。

 比例名簿順位の優遇が約束されているのは今回まで。先行きに不透明な部分はあるが「地方出身議員としてこれからもしっかり発言をしたい」と力強く語った。