文部科学省が26日発表した公立学校児童生徒の問題行動調査によると、徳島県内の小中高校と特別支援学校が2016年度に把握したいじめは1985件と前年度の1437件から約1・4倍に増え、現在の集計方法となった06年度以降で最多となった。いじめに関連するけんかやふざけ合い、暴力を集計対象に加えたのが主な原因。内容では、パソコンや携帯電話を使った誹謗(ひぼう)中傷の増加が目立った。

 いじめは、小学校1227件(前年度925件)、中学校670件(431件)、特別支援学校22件(11件)といずれも増加した。高校は66件(70件)でわずかに減った。

 内容(複数回答)では、スマートフォンを持つ児童・生徒の増加に伴い「パソコンや携帯電話でのひぼう・中傷」が、中学校で52件(18件)と約2・9倍に急増。高校では15件(9件)に増えた。小学校は8件(5件)だった。

 小中高校とも最も多いのは「冷やかしや悪口」で、小学校866件(700件)、中学校467件(315件)、高校30件(41件)となっている。

 把握されたいじめのうち、今年3月31日時点で解消済みか、解消に向けて取り組んでいるのは91・8%に当たる1823件。162件は解消していない。

 病気や経済的理由以外で30日以上欠席した不登校は、小学校が前年度と同じ116人。中学校は410人(431人)、高校は93人(101人)で、いずれも減少した。

 暴力行為は、小学校が71件(51件)と増加したものの、中学校は212件(282件)、高校は29件(34件)といずれも減少した。

 県教委は「インターネットを使ったいじめは、1月に作製したトラブルの事例や対処法を示した資料で児童・生徒を啓発する。その他の問題行動も、教員と専門家が連携して早期発見と早期対応、未然防止に努めたい」としている。