ミニSLに乗って喜ぶ子どもたち=阿波市土成町土成

 ゴールデンウイーク(GW)後半が始まった3日、県内各地でさまざまなイベントがあった。大勢の家族連れや観光客が訪れ、歓声を響かせた。

 ミニSL「出発進行!」

アメゴを捕まえて得意げな表情を浮かべる子ども=上勝町福原の月ケ谷温泉村キャンプ場パンゲアフィールド

 吉野川市鴨島町鴨島の印刷会社経営多田徹さん(79)が作ったミニSL(蒸気機関車)の乗車体験会が阿波市土成町土成であり、約200人でにぎわった。

 ミニSLは「デゴイチ」の愛称で親しまれるD51型をモデルにした8分の1サイズで、子どもらを乗せて1周80メートルのコースを回った。子どもたちは「ポー、ポー」と汽笛を鳴らし、蒸気を上げて走る姿に大喜び。「出発進行」などと声を上げたり、母親に手を振ったりして楽しんだ。

 初めて乗った石井町高原の赤堀新太ちゃん(5)は「音を出して力いっぱい走っていた。かっこいい」と笑顔だった。


 アメゴ捕まえ、笑顔はじける

 上勝町福原の月ケ谷温泉周辺で、「彩(いろどり)恋こい鯉まつり」が始まった。5日まで。

 約300匹のこいのぼりが勝浦川上空を泳ぐ中、月ケ谷温泉村パンゲアフィールドではアメゴのつかみ捕りがあった。子どもたちは「動きが早い」「ぬるぬるする」などとはしゃぎながら捕まえ、その場で炭火焼きにして味わった。温泉前ではワラビやフキなどの山菜、阿波晩茶やシイタケなどの特産品が販売された。

 家族で訪れた広島県福山市の吉田茜音さん(9)は「アメゴを捕まえるのは時間がかかったけど、岩陰を狙うとうまくいった。うれしい」と笑顔だった。