交流試合で力強い打球を放つ大阪府のチームの選手=阿南市のJAアグリあなんスタジアム

 本格的な球場での交流試合と観光を組み合わせた阿南市の「野球観光ツアー」を申し込んだ大阪府の軟式野球チームが3日、同市桑野町のJAアグリあなんスタジアムで地元チームとの試合を満喫した。ツアーの利用は今季初めて。

 同市を訪れたのは「TUBE RIDERS」の20~40代のトラック運転手ら13人。市の「おもてなしチーム」と阿南信用金庫の両チームと対戦した。

 球場の電光掲示板では選手名を表示。場内アナウンスで紹介され、選手たちは天然芝のグラウンドで元気いっぱいプレーした。おもてなしチーム戦で適時二塁打を放った長谷拓真主将(24)=堺市=は「気持ち良くプレーできた」と満足そうだった。

 野球観光ツアーは11月25日までに愛知県や山口県などの9チームが訪問し、地元チームと交流試合を楽しむ予定。