[上]子どもたちにキワニスドールを贈る徳島キワニスクラブの会員[下]キワニスドールに顔や服を描く子ども=いずれも徳島大病院の小児病棟

 [上]子どもたちにキワニスドールを贈る徳島キワニスクラブの会員[下]キワニスドールに顔や服を描く子ども=いずれも徳島大病院の小児病棟

 子どもたちの支援活動に取り組む奉仕団体・徳島キワニスクラブ(永廣信治会長)は27日、徳島大病院に入院している児童らに「キワニスドール」と呼ばれる、白い布製の人形を贈った。顔や服装を自由に描くことができ、入院生活の不安や寂しさを和らげる「友達」として役立ててもらう。

 人形は身長約40センチ、重さ約50グラムで、同クラブ会員が生地に綿を丁寧に詰めて45体を作った。小児病棟で贈呈式があり、高橋信子副会長ら10人が子どもたちに人形を手渡した。思わぬプレゼントに子どもたちは喜び、早速ペンで人形の顔や服を描くなどして遊んでいた。

 徳島大病院長の永廣会長は「キワニスドールは病気の子どもたちに寄り添い、大きな安心感を与えることができる。たくさん製作して他の病院の子どもたちにも贈りたい」と話した。