イノシシが出没し、自転車の女性にけがを負わせた市道=正午ごろ、徳島市南庄町3

 28日午前8時ごろ、徳島市南庄町3の市道にイノシシ1頭が現れ、自転車に乗っていた市内の70代女性と正面衝突した。女性は衝突の弾みで転倒。同市内の病院に運ばれたが、頭と足を打つなどして軽いけがを負った。徳島西署が20人態勢でイノシシの行方を追ったが、既に姿を消していた。署などは注意を呼び掛けている。

 現場は徳島西署から南へ約100メートルの住宅街。署によると、イノシシは体長約1メートルで、近くを通り掛かった男性が「自転車とイノシシがぶつかった」と119番した。署員20人が駆け付けたが、イノシシの姿は見られなかった。

 イノシシは自転車と衝突する直前、現場から20メートルほど西側の市道交差点で、同市内の40代女性運転の乗用車に衝突していた。女性と同乗していた10代の長女にけがはなかった。午前7時半ごろには、同市南島田町4でイノシシを目撃したとの情報が署に寄せられた。

 署はいずれも同じイノシシの可能性があるとみて、引き続き警戒に当たるとともに、地域住民らに「見つけたら、すぐに通報を」と呼び掛けている。

 また、徳島市農林水産課は「近づかず、騒がないようにしてほしい」、徳島地区猟友会は「あわてて逃げたりせず、落ち着いて行動してほしい」としている。

 県内では2015年11月23日、鳴門市内に出没したイノシシ1頭に男女2人がかみつかれるなどして、けがを負う事故が起きている。