中川虎之助の生涯について対談する岩瀬さん(左)と藤長編集委員=徳島市の県立文学書道館

 県内の朗読団体が出演する「朗読小劇場」が3日、徳島市の県立文学書道館であり、徳島新聞の1面連載「サトウキビ畑の記憶」の朗読を交えながら、上板町出身の製糖家で元代議士の中川虎之助の足跡が紹介された。砂糖がつなぐ縁で上板町と沖縄県石垣市が「ゆかりのまち」として提携して20年を迎えるのに合わせた企画で、約30人が耳を傾けた。

 朗読かたりの会「風」代表の岩瀬弥永子さんが、虎之助を題材にした連載記事を抜粋して読んだ。執筆した徳島新聞の藤長英之編集委員と対談し、明治中期に石垣島や台湾で大規模なサトウキビ栽培を志した虎之助の生涯について語り合った。岩瀬さんは「挑戦を続けた虎之助の姿に、私たちがコロナ禍から立ち上がるヒントがあるのではないか」と話した。

 朗読サロン「ことだま」による、戦後75年企画として徳島新聞が発行した特集紙面「戦時下の暮らし 記憶のかけらを集めて」の朗読もあった。