徳島インディゴソックスは4日、三好市吉野川運動公園野球場で高知に11―12で逆転負けし、ホーム2連勝はならなかった。
高知003 210 420 12
徳島420 100 004 11
6番岸、大量点の口火
徳島は1点差で競り負けたものの、17安打と打線が気を吐いた。今季入団した6番岸が一回の攻撃で口火を切った。
2死満塁の好機。岸は「打てたらいい」と気負わずに打席に入った。3球目をたたき、左翼線への打球は走者一掃の二塁打。入団後、結果を残せていなかっただけに「全員かえせて良かった」と喜んだ。チームは勢いづき、四回までに7点を挙げた。
岸は明徳義塾高(高知)時代に投手として甲子園に出場し6勝した。拓大に進んだが肘を壊して中退。野球を続けたいとの思いから独立リーグの門をたたいた。
石井監督は岸について「特に走塁での存在価値が高い」。普段は1、2番で起用されており、足を生かすためにも出塁が重要になる。岸は「打力を磨き、もっと勝利に貢献する」と手応えをつかんでいた。