サービスの対象となるタクシーに貼られているステッカー

 運転免許証を自主返納した65歳以上の高齢者らの運賃を割り引く徳島県内のタクシー会社が、11月1日から17社加わり90社に増える。運転に不安のある人が免許証を返納しやすい環境を整えるのが目的で、県警の協力要請に応じた。県内を走るタクシーの約半数で割引が受けられるようになる。

 免許証を返納した際に交付される「運転経歴証明書」を提示すると、運賃を1割引きにする。対象のタクシーには「運転経歴証明書の提示でタクシー料金1割引き」などと書かれたステッカー(縦4センチ、横17・5センチ)を掲示する。会社名や連絡先は県警のホームページに掲載される。

 30日には、新たにサービスを行う会社のうち、グループ5社で157台を運行しているノヴィルタクシーサービス(徳島市)の事務所を徳島東署交通第一課の村木康則課長らが訪れ、責任者の岩城雅弘さん(61)にステッカーを手渡した。

 県警によると、県内では2010年の海部郡タクシー協会の加盟7社を皮切りに、現在は法人、個人計73社が同様のサービスを行っている。17社が加わってサービスが利用できるタクシーは541台と、県内全1126台の48%になる。

 自主返納者にはタクシー会社以外にも、主要バス事業者が路線バスの運賃を半額にするなどのサービスを行っている。