クルーズ船の乗客に阿波踊りを披露する踊り子=小松島市和田津開町の徳島小松島港赤石岸壁

 イタリア船籍のクルーズ客船「コスタ・ネオロマンチカ」(全長221メートル、5万6769トン)が1日、小松島市和田津開町の徳島小松島港赤石岸壁に初寄港した。今年の県内へのクルーズ船寄港は11隻目。

 乗客686人と乗組員600人を乗せた船は10月30日に東京を出港し、神戸を経て同日、赤石岸壁に着岸。乗客は市内を周遊する無料シャトルバスに乗り込み、小松島町の小松島ステーションパークなどの観光を楽しんだ。

 岸壁には特産のチリメンや乾燥ワカメ、金長まんじゅうなどの販売ブースが並んで乗客を歓迎。阿波おどり振興協会所属の26人による合同連が乱舞を披露し、東京へ出港する乗客を見送った。

 ロシアから訪れたドロフィバ・アリョーナさん(55)は小松島ステーションパークで高さ約5メートルのタヌキ像を見物し「手をたたいたら滝が流れる仕掛けが素晴らしかった。初めての日本の旅は楽しい」と喜んでいた。

 船は28日に出港して済州島(韓国)と鹿児島県を訪れる予定だったが、台風22号の影響で出港が遅れたため、神戸と徳島に行き先を変更した。