徳島市国府町の不動産会社「RK」による投資詐欺事件で、県警捜査2課と徳島名西署は13日、県内の男性から900万円を詐取した詐欺の疑いで、代表取締役の男(42)=東京都世田谷区、本籍・徳島市=を逮捕した。調べに対し「だますつもりはなかった」と容疑を否認している。

 容疑者は兵庫県内の別の男性から1500万円を詐取した詐欺罪で9月に実刑判決を受けて控訴しており、この日、同県洲本市の洲本拘置支所から署に移送後、逮捕された。

 逮捕容疑は、2018年8月9日、松茂町内の知人男性=当時(40)=から、不動産投資名目で現金900万円をだまし取ったとしている。犯行当日、男性に対し「差し押さえ物件を格安で購入できる」「それを転売や短期賃貸し、配当を出す」などとうそをついていた。

 署などによると、容疑者は共通の知人を介して男性と知り合った。現金の受領後、男性に配当金を支払ったり、出資金を返したりしないまま、18年11月ごろ行方不明となった。翌12月に会社と自身の破産手続き開始を徳島地裁に申し立て、手続きは現在も続いている。

 県警は19年9月に刑事告訴を受理し、捜査してきた。関係者によると、容疑者が男性に投資先として示した不動産は徳島市内のマンション1棟など2件で、県警は2件の不動産取引が実在していなかったとみており、今後追及する方針。