緑の中でオレンジの扇を開いたような三好市山城町の青雲橋。笑った口のようにも見える。急峻な渓谷沿いに斬新なデザインが映える。

 

 長さ97メートル、幅員5メートルで水面からの高さは40メートル。橋脚を設けず、両端の橋台だけでコンクリートと鋼鉄の橋を支えている。車が通る上部の床版と弓状の吊り床版はコンクリート製、その間のオレンジのパイプは鉄製。この形式で自動車も通れる橋は世界初となる。

 

 2006年には、世界的に優れたコンクリート構造物に贈られる国際コンクリート連合(fib)の最優秀賞を日本で初めて受賞した。険しい地形が生んだ世界的シンボルは地域の暮らしをしっかりと支えており、お年寄りは「地元の誇り。便利になったしなぁ」と胸を張る。※特別な許可を得て撮影しています。