サッカーJ2で首位を守る徳島ヴォルティスは17日午後2時から、鳴門ポカリスエットスタジアムで6位の甲府と対戦する。終了間際に追い付かれ、悔しい勝ち点1となった前節の岡山戦から中2日で迎えるホーム戦。5連戦の3戦目とあって体に重さは残るものの、勝ち切れなかった不完全燃焼感を振り払うには今節、勝ち点3を奪うほかない。前節、3位北九州から3得点し8戦ぶりの白星を挙げた甲府は難敵ながら、積極性を失わずに徳島のパスサッカーをやり切れば、おのずと勝利は見えてくる。

甲府戦の勝利に向け、素早いボール回しに取り組む徳島の選手=徳島スポーツビレッジ

 「一人一人がもっと意識を高く持って戦わないと。今のままじゃだめだ」。岡山戦後のロッカールームで岩尾主将がチームを引き締めた。首位を守ったとはいえ、2位福岡とは勝ち点52で並び、ここから先の一戦一戦がどれだけ重要かを全員で認識しようとの狙いだろう。主将の言葉を胸に刻み、チームは15日、板野町の徳島スポーツビレッジで甲府戦に向けてコンディショニング中心のトレーニングに臨んだ。控え組は8対8のミニゲームで鋭い出足を見せた。

 甲府はここまで9勝12分け5敗(勝ち点39)。6点を挙げているドゥドゥ、けがから復帰したジュニオール・バホスは縦への推進力があり、ラファエルは190センチと高さがある。この3人のブラジル人FWに加え、左サイドのMF泉澤はドリブルの切れがよく、クロスの精度も高い。総失点は31とリーグで9番目に多いが、8月のアウェー戦で引き分けた際は守備ブロックを敷かれ、攻略するのに苦労した。

 岡山戦での接触プレーで右目の横を少し切ったMF渡井は、ばんそうこうを張ったまま「体調は大丈夫です」と元気よく話し、甲府戦に向けて「相手が嫌がる位置に立って隙を見つけたい。そしてチャンスには決め切る」と抱負を語った。

 徳島はここまで15勝7分け4敗(同52)。福岡は18日に18位の群馬と対戦する。

甲府戦へ意気込み

 岡山戦では決定機を何度も築いたMF岸本武流と、4試合ぶりにボランチとしてフル出場したMF鈴木徳真が試合を振り返り、甲府戦への意気込みを語った。

MF岸本武流

 MF岸本武流 自分が決め切れず、最後に失点してしまった。特に前半の渡井からのクロスは連動した崩しで生まれたチャンスだったので決めないといけなかった。甲府戦では自分と対面するサイドにドリブルやクロスのうまい選手がいるので、動きをよく見て対応する。

MF鈴木徳真

 MF鈴木徳真 勝ちゲームが引き分けになった痛い試合。もう少し、アグレッシブになる必要があった。自分としてもミスは少ないけど魅力も少ないプレーとなった。甲府には力のある外国籍選手がいるが、徳島の攻撃の良さを出すことで相手の持ち味を消すようにしたい。