早朝や夕方、剣山を歩くとよく出くわす動物がニホンジカだ。近年はその数を増やし、下草や樹木の皮を食べる食害が深刻化している。

 剣山の紅葉の時期はニホンジカが夏毛から冬毛に変わる季節。夏の「鹿の子模様」といわれる茶褐色に白い斑点模様から、濃褐色一色に毛色が変わる。いずれもカモフラージュ効果があり、冬毛は葉の落ちた森林で目立たなくするためといわれ、今回、出会ったシカは完全に冬毛になっていた。