徳島大常三島キャンパス

 学生10人が新型コロナウイルスに感染したのを受け、徳島大は危機対策本部会議を19日開き、20~25日は原則としてオンラインで授業を行うことなどを決めた。感染者が出入りした常三島キャンパスへの立ち入りを禁じ、課外活動やイベントへの参加を全面禁止する。また、5人以上の会食や歌唱を伴う場所での飲食を自粛するよう、学生や教職員らに通知した。

 大学によると、常三島キャンパスへの立ち入りを禁止し、オンライン授業は自宅からの受講に限る。蔵本キャンパスへの登校は、原則禁止してオンライン授業を行うが、学部の判断によっては対面で授業や研究を実施する。インターネット環境の問題で受講できない場合は、常三島では後日の補講やレポート提出などの代替措置を取る。蔵本ではネット環境と感染症対策が整った教室を確保するとしている。

 大学は19日付で「5人以上での会食および歌唱を伴う飲食は感染リスクが高い傾向にあることから、自粛を強く求める」などと記載した文書をメールで学生に通知し、注意を呼び掛けた。教職員にも大学主催のイベントや出張、飲食などについて同様に通知した。

 大学は4月に策定した新型コロナウイルス感染症に対する事業継続計画(レベル0~5)について、常三島キャンパスをレベル1から3B、蔵本キャンパスをレベル1から3Aに引き上げた。レベル3だけBとAの2段階に分かれ、Bの方が警戒度が高い。大学本部や研究施設などその他のエリアはレベル1のまま据え置いた。

 対面とオンラインの両方で行われていた授業は、学生の感染を受けて19日の対面授業を休講とした。

 危機対策本部会議には、専門家や教職員ら約40人がオンラインで参加した。今週中に再度開き、感染状況などを勘案して26日以降の対応を協議する。

 危機対策本部長の野地澄晴学長は「学生の登校を制限することになるが、教育が停滞しないように努めていきたい」と話した。