前節の敗戦から気持ちを切り替え、山口戦での勝利を目指して練習する徳島の選手=徳島スポーツビレッジ

 J2で2位につける徳島ヴォルティスは21日午後7時から、山口市の維新みらいふスタジアムで19位の山口と対戦する。前節11試合ぶりに敗れた徳島は、連勝を12に伸ばした福岡に首位を譲り、勝ち点3差を追う立場に回った。5連戦の4戦目。疲れの見える選手もいてメンバー選考も難しいところだが、3試合ぶりにすっきり勝って首位奪還につなげたい。

 19日、チームは板野町の徳島スポーツビレッジで山口戦に向けたトレーニングを行った。別メニューだったDF田向も合流。選手は久々の敗戦から気持ちを切り替え、フィジカルメニューや少人数でのボール回しに取り組んだ。

 前節、後半半ばから4試合ぶりにピッチに立ったMF藤田は「決定力の差で負けたけど、自分の感覚は悪くなかった」と振り返る。札幌や湘南でJ1昇格を経験したベテランは「1回の敗戦を悲観することはない。最後に上にいればいい。これまで昇格したシーズンも途中の順位は気にしていなかった」と話す。

 ロドリゲス監督も「福岡に抜かれてしまったけど、この順位、この勝ち点を取れているのは素晴らしいこと。負けたからといってやることは変わらない。さらに良くしていきながら、自分たちを信じて一戦一戦を戦っていく」と決意を語った。

 山口はここまで7勝5分け15敗(勝ち点26)。前回の対戦では徳島が4―0で快勝した。ただ、下位でも侮れないのがJ2での戦い。前節、山口は京都をセットプレーからの1点で沈め、4試合ぶりの白星を挙げた。ここ3試合で2得点と好調のFWイウリを中心とした攻めは強力で、サイドからのクロスに迫力を持って飛び込んでくる。

 徳島としてはいつものように後方から丁寧につなぎ、相手が最終ラインを高く保ってきたらその裏を、深く守ってきたらボランチとの間のスペースをうまく使ってチャンスをつくりたい。

 FW垣田は「負けた後の試合が大切。個人的には今節の山口戦と次の新潟戦で2連勝できるかが、昇格への鍵だと思っている」と闘志をかき立てた。