お札作りに追われる僧侶=美波町奥河内の薬王寺

 四国霊場23番札所・薬王寺(徳島県美波町奥河内)で、新年の初詣用のお札作りが最盛期を迎えている。12月中旬までに5万枚を準備する。

 お札はモミノキ製で長さ30~60センチの5種類。僧侶が毎朝行っている護摩祈祷(ごまきとう)での祈願を参拝者が依頼すると渡される。厄払いを願う人が多く訪れる年明けに合わせ、6人の僧侶が交代で寺の本尊・薬師如来を表す梵字(ぼんじ)などを書き込み、奉書紙で包んで水引を結ぶと紙袋に入れている。

 今川義海副住職は「新型コロナウイルスの収束など、皆さんの願いがかなうようにとの思いを込めている」と話した。

 薬王寺は厄よけ寺として知られ、正月三が日には毎年約20万人が訪れる。新年は新型コロナウイルス対策として消毒液を置くほか、多くの人が触れないように鐘をつく棒の綱を撤去する。