美馬市役所

 徳島県美馬市は、人権啓発活動を行っている市人権教育推進協議会への2019年度の補助金427万5千円のうち、336万8455円は領収書に不備があるなどとして、返金を求める文書を16日付で協議会に送った。協議会は返金に応じるかどうか今後協議する。

 市によると、返金を求めている金額のうち299万8千円は、視察研修時の領収書が添付されていなかったり、全国大会参加時の領収書に相手先の名が記入されていなかったりした。

 市は支出の報告に不備があったため、8月27日に文書で領収書の提出を要求。協議会によると、領収書を持って9月11日に市教委を訪れたが、領収書が弁護士に渡ると聞いて持ち帰った。その後も市は再三提出を求めている。

 残りの37万455円は、協議会事務局を兼ねている市教委が6月、協議会の口座から支部活動費として美馬支部にいったん支払ったが、協議会からの抗議を受け市教委が保管している。

 協議会の前田明美会長(73)は取材に対し、領収書の不備については説明せず、支部活動費に関しては「美馬、脇町の両支部長の間でトラブルがあり、両者が和解できるまで美馬支部への出金を止めていた」と話している。

 藤田元治市長は「公金である以上しっかりした対応を取らないといけない」と話した。返金期限は30日。協議会は本年度、補助金を申請していない。