記者会見する飯泉知事=22日午後、徳島県庁

 徳島県は22日、徳島市の20代男子大学生が新型コロナウイルスに感染したと発表した。徳島文理大は、この男性が徳島文理大の学生だと明らかにし、臨時休校した。男性は同市の徳島文理小学校の「放課後預かり教室」でアルバイトをしており、徳島文理小も同日、休校した。児童ら学校関係者に濃厚接触者はいないという。

 

 男性は11日に全身倦怠感があり、12日に37・5度の熱が出た。熱は13日に下がったものの、その後に味覚・嗅覚障害などの症状が現れ、医療機関を受診。21日にPCR検査を受けた。

 男性は7日に大学で授業を受け、19日にも立ち寄った。大学は23~31日、対面からオンラインに切り替えて授業を行う。大学によると、男性と一緒に商業施設に出掛けるなどした大学の友人5人が濃厚接触者として検査を受け、全員陰性だった。

 男性は小学校の預かり教室で児童の学習サポートなどを行っている。9、16の両日に勤務しており、教室関係で接触者と認定されたのは約20人。保健所の立ち入り検査の結果、校内での濃厚接触者はいないと判断されたため、小学校は23日、授業を再開する。

 県によると、男性は5~7日の3日間、近畿地方から来県した友人と会っていた。この友人や関係者に感染が確認された人はいないものの、県は「この時の接触で感染したのではないか」としている。飯泉嘉門知事は「男性が大学でほとんど人と接触していない」などとして、大学名は公表しなかった。

 徳島大のクラスター(感染者集団)に続いて大学生が感染する事例が起きたため、県は22日、県内六つの大学・高専に注意を呼び掛ける通知を出した。深夜に及ぶ飲食や旅行、クラブ活動などを感染リスクの高い行為とし、対策の徹底を求めている。

 一方、県は徳島大のクラスターに関連する濃厚接触者と接触者のPCR検査を22日までに全て終えた。