県市強調未来創造検討会議の初会合であいさつする飯泉知事。左は内藤徳島市長=22日、JRホテルクレメント徳島

 徳島県は22日、徳島市文化センター跡地で進める新ホール整備について話し合う「県市協調未来創造検討会議」の初会合を、同市のJRホテルクレメント徳島で開き、議論を始めた。年内の基本方針策定に向け、大ホールの規模や小・中ホールなどの付加機能、隣接する県青少年センター(とくぎんトモニプラザ)の移転などを検討する。県は、ホールや青少年センターに関して県民のニーズを聞くアンケートを10月中に開始すると明らかにした。

 本会議と二つの部会の委員31人のうち、代理を含めて30人が出席した。本会議の会長を務める飯泉嘉門知事が「約30年の議論の成果をそしゃくし、年内に基本方針を示したい」とあいさつ。副会長の内藤佐和子市長は「単なる施設整備ではなく、徳島の未来を切り開くための突破口となる一大事業だ」と意義を強調した。

 会議では、県が今後の検討の方向性を示した。新ホール部会で大ホールの規模や小・中ホール、駐車場の必要性、にぎわい創出につながる機能について議論。青少年センター部会では、若者のニーズを反映した新たな機能や移転先となるアミコビルでの使用規模などを考える。いずれの部会も11月前半に開いて議論を本格化させる。

 県民アンケートは、新ホールと青少年センターの二つの項目で行う。ホールに望む施設内容をはじめ、駐車場や公共交通の利用などに関する意見を聞く。結果は検討会議で議論の材料にする。

 委員からは「徳島にしかない最新のホールとして、全国から人が集まるものにしてほしい」「市民が支える仕組みを考えなければならない」などの意見が上がった。