東北電力女川原発(宮城県女川町、石巻市)30キロ圏の石巻市民17人が、重大事故時の住民避難計画の不備を理由に、県と市の2号機再稼働への同意差し止めを求めた仮処分で、仙台高裁は23日、申し立てを却下した地裁決定を支持、市民側の即時抗告を棄却する決定を出した。

 決定理由で小林久起裁判長は、地元同意について「国や東北電の再稼働の方針に自治体の意見を表明、反映できる重要な機会だが、東北電による再稼働とは同視できない」と指摘。その上で「同意が事故発生により生命、身体の危険を直接生じさせる行為とはいえず、人格権侵害を予防するために差し止めが必要とはいえない」とした。