徳島地裁

 2018年11月、徳島県東みよし町の町道で乗用車を酒気帯び運転し、制限速度を約50キロ上回る速度で走行中に自損事故を起こして同乗の女子高校生を死亡させたとして、自動車運転処罰法違反罪(危険運転致死傷)などに問われた同町、コンビニ店員の女(23)の裁判員裁判の論告求刑公判が23日、徳島地裁であり、検察側は懲役7年を求刑した。弁護側は執行猶予付きの判決を求め、結審した。判決は27日の予定。

 検察側は論告で、制限速度の2倍以上となる時速103キロ以上で酒気を帯びて乗用車を運転し、ガードパイプに衝突させた点について、「運転は危険かつ無謀で、非常に悪質。起こるべくして起きた事故だ」と指摘。亡くなった県立高校3年の女子生徒=当時(18)=の遺族が厳罰を望んでいることなども強調した。

 被害者参加制度に基づき遺族の代理人も論告を行い、「意図的に危険が作り出されており、事故でなく事件だ。法で許される限り最大の刑を」と述べた。

 弁護側は最終弁論で、女子高校生らが自らの意思で車に乗ったことやシートベルトを着用していなかったことに触れ、「懲役3年、保護観察付き執行猶予5年が相当」と主張した。