骨格標本にするため掘り出されたマッコウクジラの頭部の骨=阿南市中林町の中林海岸

骨格標本にするため掘り出されたマッコウクジラの頭部の骨=阿南市中林町の中林海岸

 昨年1月に阿南市中林町に漂着して死んだマッコウクジラを骨格標本にするため埋めていた中林海岸で13日、骨を掘り出す作業が行われた。

 体長は約11・2メートル、重さ約17トンの雄。標本にする国立科学博物館(東京)の専門家ら約20人が重機などを使い、約6時間かけて頭部の骨や脊椎、ろっ骨などを取り出した。骨の詳細については、14日に専門家が現地で会見する。

 クジラは昨年1月に中林海岸に打ち上げられた。骨に付着している脂肪分などを取り除くため、同海岸に埋めていた。