[上]国民文化祭で合唱を披露する県合唱連盟のメンバーら=2012年11月、徳島市文化センター(県提供) [下]檪生小児童と一緒に踊りを奉納する保存会メンバー=8月、三好市西祖谷山村善徳の天満神社

 文化庁が15日発表した2017年度地域文化功労者に、徳島県から芸術文化功労で県合唱連盟、文化財保護功労で三好市西祖谷山村の神代踊(じんだいおどり)保存会が選ばれた。22日に文部科学省で表彰式がある。

 県合唱連盟は1960年、県内合唱団の関係者が技術向上などを目的に設立した。同年にスタートさせて今年58回目を迎えた県合唱祭をはじめ、さまざまな大会を開いている。現在は学校の合唱部を含む58団体が加盟している。

 2007年と12年に県内であった国民文化祭では、加盟団体が合同で出演して合唱を披露。来年のベートーベンの「第九」アジア初演100年に向けて県が15年度から開いている演奏会では、一般参加者を指導している。

 神代踊保存会は、1976年5月に国重要無形民俗文化財に指定された「西祖谷の神代踊」を継承するため、同年4月に地元住民が結成した。神代踊は9世紀末に菅原道真が行った雨乞い祈願の踊りが起源とされる。

 現在の会員は30~70代の約60人で、毎年旧暦6月25日に三好市西祖谷山村善徳地区の天満神社、10月に徳善地区の有宮神社で踊りを奉納。今年は地元の檪生(いちう)小学校児童に踊りを指導して一緒に奉納するなど、後継者の育成にも努めている。

 2017年度の地域文化功労者は全国で74人、23団体の計97件(芸術文化56件、文化財保護41件)。