徳島市の万代中央埠頭(ふとう)で18日、水辺のにぎわいづくりを目指す「アクア・チッタフェスタ2017」(NPO法人アクア・チッタ主催)が始まり、LED装飾のクリスマスツリー(高さ約6メートル)が一足早くお目見えした。フェスタは19日まで。
午後5時半からツリーの点灯式があり、埠頭のイメージソングを歌う4人組バンド・POLU(ポル)のカウントダウンに合わせ、青、白、緑など9千個のLEDがともされた。きらめく光が新町川の川面を照らすと、来場者から歓声が上がっていた。12月25日までの日没から午前0時まで点灯される。
フェスタは倉庫の老朽化などで活気を失った埠頭の新たな魅力づくりが目的で、13回目。今回は過去最多の30の飲食や体験ブースが並んだ。親子連れやカップルらが鯛(たい)入りの塩焼きそば、唐揚げなどに舌鼓を打ったり、クリスマスツリーの装飾づくりや魚の競り市を楽しんだりしていた。
会社員都築佑介さん(22)=徳島市住吉1=は「水辺が活気付くのはうれしい。すてきな時間を過ごせた」と話した。
19日は午後7時半から、POLUの演奏に合わせて、藍色の花火が打ち上げられる。