徳島県は10日、東京都新宿区の新宿パークタワー内に開設しているLED関連製品や藍染製品の販路開拓拠点「県LED応用製品等常設展示場」をリニューアルオープンさせる。2020年の東京五輪・パラリンピックに向けて関連施設の整備が進む中、発信力を高めて県内企業の製品をアピールする。
展示場は、住宅設備や家具メーカーが出展する「リビングデザインセンターOZONE(オゾン)」の一角にあり約100平方メートル。訪れたデザイナーや建築関係者が立ち寄りやすいよう、通路に面する壁を一部取り払い、開放的な空間にした。
スポーツ施設やイベント会場などで用いられる大型LED照明などを充実させ、藍色が五輪エンブレムに採用され注目が高まっている藍染関連商品の紹介コーナーも拡充。両コーナーに40社の約80点を展示する。県内企業が利用できる商談スペースも広げた。
展示場は11年に開設、13年に改装して藍染製品の紹介コーナーや商談スペースを設けていた。今年4月末までに延べ3万5665人が来場している。年間賃料は販売支援員の人件費を含め1400万円で、今回の改装費用は約600万円。
OZONEには、紫外線LED製造販売のナイトライド・セミコンダクター(鳴門市)も、LED応用製品のショールームを構えている。
