海水を採取する市職員=徳島市川内町の小松海岸沖

 海水浴シーズンを前に、徳島市は8日、同市川内町の小松海岸沖で水質検査を行い、透明度などに問題がないことを確認した。

 市職員4人が漁船に乗り、約50メートル沖の2カ所で検査した。白いプラスチック板を水深約1メートルまで沈めて透明度を目視し、油膜がないかを確かめた。

 今後、採取した海水を分析し、汚濁の指標となる化学的酸素要求量(COD)や大腸菌の有無などを調べて6月中旬に結果を公表する。昨年の調査では5段階評価で最高の「AA」だった。

 小松海岸の海水浴場は7月中旬から約1カ月間開設。市は約3万人の海水浴客を見込んでいる。