徳島市新蔵町の市営住宅で住民の女性(71)が殺害された事件で、殺人の疑いで再逮捕された同居する長女(45)が、自宅玄関で犯行に及んだとみられることが22日、捜査関係者への取材で分かった。女性は、扇風機で頭部を殴られた衝撃で意識を失い、その場で3日間動くことのないまま死亡した可能性が高い。徳島東署は同日、長女を送検した。

 捜査関係者によると、女性の遺体は玄関の土間でうつぶせの状態で発見された。血痕など現場の状況から、女性が倒れた後に動いた形跡はなかった。女性は10月8日ごろに長女に殴られ、3日ほどしてから衰弱死したと推定されている。

 女性宅は玄関のある北側に台所や3畳の洋室、南側には6畳と4畳半の和室が並ぶ間取りとなっている。凶器とみられる扇風機は、破損した状態で玄関から入ってすぐの台所に置かれていた。

 長女は10月31日、女性の遺体を約1カ月にわたって放置したとする死体遺棄の疑いで逮捕され、11月21日に殺人容疑で再逮捕された。