県市協調未来創造検討会議「第1回青少年センター部会」には委員14人中12人が出席し、そごう徳島店閉店後のアミコビルに移転するセンターの在り方について意見交換した。「青少年のみならず幅広い年代の県民が利用できる拠点づくり」を目指す県の方針に対し、「まずは青少年のための場づくりを考えるべきだ」という意見が相次いだ。現体育系の施設の移転が困難なことを受け、県が市立体育館など周辺施設との連携案を提示したことに対し、「現実的に利用は可能なのか」「体育施設の切り捨てではないか」と疑問の声が上がった。eスポーツやアニメの拠点についても賛否の意見が交わされた。議論の要旨は次の通り。

「体育関係の機能はどうするのか?」「移転でできる空白期間は?」

【田村禎通・徳島文理大学長=部会長】

 青少年センターの機能移転についてもスピード感が求められている。ニーズに応えられる施設になるよう建設的議論をしたい。移転して機能が縮小されるのではよくない。利便性の高い場所で利用しやすくなるが、体育関係の機能の大部分が移転できない。その他はほとんど今と同じスペースが取れる。市立体育館が近くにあるからいいという考え方もできるでしょうが。例えば、ビルの屋上を使えないかと、その辺が一つの焦点となる。アミコビルのワンフロアに、体育関係以外の現在のほとんどの機能が入るという事務局の説明だった。今日は施設整備に関する基本的な考え方や近隣施設との連携などについてお話しを。

青少年センター部会の会合=徳島市の徳島グランヴィリオホテル

【峯尚德・県青少年団体連絡協議会会長】

 青少年センターを中心に活動している14団体を代表して参加している。ワンフロアに集約するという話だが、センター利用者が一番心配しているのは、移転先の改修中に活動できない期間が生じないかということ。体育施設は事務局の説明にあったように、空間的に厳しいのは理解している。市立図書館なら駐輪チケットを配っており、そういう配慮はあるか。青少年が自由に、気軽に、日常的に使える場所は必ず必要だと思う。ホールはランドマークとして造るにしても、青少年センターはあくまでも青少年の日常に近いものであるべきだ。

【事務局】

 できるだけ新たなところを整備した後に移りたい。ブランクがないようにしたい。駐輪場はチケットを出すかどうかは協議する。 

【鈴江祥宏・徳島都市開発社長】

 何らかの方策は可能だ。

「県はeスポーツ推しなのか。ゲーム依存の懸念も」「eスポーツの可能性は大きい」

【児嶋輝美・徳島文理大短期大学部教授】

 青少年が気軽に集え、交流できる場所にしてほしい。そこで2点聞きたい。今は会議室が空いているときに自習スペースとして開放しているが、利用率はどれくらいか。アンケートにeスポーツの項目があり、推しているようだ。徳島には「マチ★アソビ」があり、eスポーツという流れもいいと思うが、一方でゲーム依存も懸念される。小中学生がゲームに浸ってしまうのもどうか。eスポーツを推進するなら、具体的にどうするのか。

【事務局】

 自習目的の利用率は把握していない。会議室の稼働率に入っている。eスポーツは障害の有無や年齢に関係なく、みんなで楽しめる。確かに依存症の課題もあるが、ここで活動を盛り上げていくスペースになればと思う。

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