初日から盛況な滑り出しとなった=徳島市のイオンモール徳島

 米国発祥の「ブラック・フライデー(黒字の金曜日)」にちなんだ商戦が始まった23日、徳島県内の大型量販店はセール目当ての家族連れらが詰め掛け、終日にぎわった。

 米国では感謝祭(11月第4木曜)の翌日にクリスマス商戦が幕開けし、小売店が「黒字の金曜日」になることが名前の由来とされる。今年は本来なら24日だが、日本では23日が祝日のため、各店が1日前倒しで始めた。

 イオンモール徳島(徳島市南末広町)はテナント約120店がセールを展開。4月の開店時を上回る規模となった。ブラック・フライデーにちなんだ黒色のポップ広告で雰囲気を演出し、10~80%の値引きや福袋の販売などを26日まで行う。

 若者向け衣料を扱う「ライトオン」では、半額のスエットやコートなどが人気を集め、初日の売り上げは先週土曜に比べて約50%伸びた。イオンモール徳島の営業担当道場真さん(27)は「ハロウィーンに続く新たな商戦として定着を図り、地域全体の消費を伸ばしたい」と期待を込めた。

 フジグラン北島(北島町)内のおもちゃ店「トイザらス・ベビーザらス徳島店」も26日までセールを始めた。ミニカー、ブロック玩具など200点以上が日替わりで最大9割引きに。約2万円相当のおもちゃを2999円で販売する初日限定の福袋は、午前9時の開店直後に売り切れた。

 ブラック・フライデーのセールは同店にとって3年目の取り組みで、担当者は「クリスマスプレゼント需要ともマッチしていて、大きな手応えがある」。2人の息子のための商品を品定めしていた県職員庄野未央さん(48)=鳴門市大津町矢倉=は「もっと割引の対象商品が広がれば定着しそう」と話した。

 今年初めて商戦に加わったのは、ゆめタウン徳島(藍住町)。27日までのセール中、前年同日比25%増の売り上げ目標を掲げ、冬物衣料や靴などを半額で販売する。主婦上野弘子さん(76)=同町矢上=は「良い商品が安く買えて、ありがたい」と喜んでいた。