サッカー女子で活躍するマイナビベガルタ仙台レディースDF市瀬菜々(20)=徳島市出身=は、日本代表・なでしこジャパンの一員として4月にヨルダンで行われたアジアカップを制した。アジアで感じた課題を胸に、プレナスなでしこリーグを戦いながら来年のワールドカップ出場に向けて飛躍を誓う。

マイナビベガルタ仙台レディースの市瀬菜々=5月6日、ノエビアスタジアム

―リーグ戦のINAC神戸を終えて

 できないことが多くて悔しい試合でした。自分の得意な前で相手をつぶすプレー、ビルドアップのところでも、もっと相手をはがせたかなと。(サイド、センターと試合中にポジションを変えていたが)あまりやったことがない形を試していて、試合での中で修正していきながらということでしたが、うまく修正できなかったなという印象です。

―アジアカップでは予選リーグ3試合と、決勝に出場。4試合にフル出場。主力の一員として戦い、頂点に立った。自信になったか

 アジアで優勝できたことはすごくうれしかったですけど、このままワールドカップで戦うにはレベルアップしないといけないなというのが(感じた)印象です。

―W杯につながるシーズンになると思う。どんな点を意識してプレーしていきたいか。

 (アジアカップの決勝、予選リーグで戦った)オーストラリアのようなスピードやパワーが、世界では普通のレベルだと思う。自分のスピードだったり、背の高さだったりは劣っているけれど、その中で工夫のしようがある。体のぶつけ方だったりと、相手を自由にさせないプレーを学んでいきたいなと思います。