マチ★アソビの公式サイトに掲載された声明

 4~6日に徳島市で開かれたアニメやゲームの複合型イベント「マチ★アソビvol.20」の期間中、イベントに出演していた女性声優に対し、男性ファンが飲食店内で行った迷惑行為の様子を短文投稿サイト(ツイッター)に投稿したとしてネット上で批判が相次ぐ事態があった。マチ★アソビを運営する徳島県などは8日夜、参加者に節度ある行動を求める声明を公式サイトで発表した。

 ツイッターへの書き込みなどによると、男性ファンは徳島市内の飲食店で声優を目撃。声優がトイレの個室から出た直後に同じ個室に入り、便座を撮影してツイッターに投稿するなどした。

 ネット上では男性ファンの行動を批判する書き込みが相次いでいるほか、出演者とファンが身近に触れ合えるマチ★アソビの運営方針が変わってしまうことを心配する声が上がっている。

 声明は、イベントを運営する徳島県など3団体と、アニメ制作会社・ユーフォーテーブルの近藤光社長、飯泉嘉門知事が連名で「こういった行為が行われたのであれば大変残念。ファンの皆さんとの信頼関係をベースに運営しており、節度ある行動をお願い致します」と記している。

 9日には近藤社長と県職員が徳島中央署を訪れ、男性ファンの特定と本人への注意喚起を要請した。