[上]2人が考案したレシピで作った弁当 [下]糖尿病食のレシピコンテスト昼食部門で1位に輝いた恵美須さん(右)と小川さん=徳島文理大

 糖尿病の予防と治療に役立つ献立を競う「チャレンジ!糖尿病いきいきレシピコンテスト」(日本糖尿病協会主催)で、徳島文理大短期大学部生活科学科食物専攻2年の恵美須孝平さん(35)と小川竜平さん(20)が考えたレシピが、昼食部門で第1席の優秀賞に輝いた。地元産の食材をふんだんに使い、栄養のバランスが取れている点などが評価された。

 朝食、昼食、夕食の3部門に、管理栄養士や栄養士を目指す全国の学生387チームが応募。10月上旬に東京で本選が行われ、書類選考を通過した各部門4チームが献立を実際に調理し、出来栄えを競った。

 恵美須さんと小川さんのレシピは「地産地消でカラダも『徳します弁当』」。県産レンコンや鳴門わかめ、なると金時といった食物繊維が多い食材を取り入れ、糖の吸収を緩やかにする料理で、健康に良いという意味を込めて名付けた。

 主菜は県産シイタケに鶏ひき肉を詰めてボリューム感を出し、アジのマリネをスダチ酢でさっぱりとした味に仕上げるなどして、1食当たり545キロカロリーに抑えている。

 2人は「会社勤めの人らはコンビニエンスストアの弁当など外食中心の昼食になりやすい。栄養の偏りがなく、午後に向けての活力になる献立を心掛けた」と話す。

 徳島県の糖尿病死亡率が全国的に高い水準にある現状を改善したいとの思いがあり、コンテストに応募。7月から献立作りを始めた。食物専攻2年の男性は2人のみとあって息はぴったり。味付けや色合い、栄養バランスなどを考えながら試作を重ねた。

 恵美須さんは出身地の愛媛県の病院で、小川さんは徳島県内の給食会社で、それぞれ栄養士として就職することが決まっている。2人は「受賞を糧にして、元気や笑顔になれる料理を作っていきたい」と話した。