1円玉を投げ入れ、故人を供養する参拝者=美波町西由岐の般若寺

 美波町西由岐の般若寺で24日、町内の真言宗11カ寺の檀家(だんか)が1円玉を投げて故人の冥福を祈る「投げ銭供養」が始まった。室町時代の1424(応永31)年に同町奥河内の薬王寺で始まったとされる伝統行事で、26日まで続く。

 各寺の僧侶が中央の高座に座り、33年前に亡くなった故人から順に過去帳を読み上げた。参拝者は家族や親族の名前を確認すると、バケツいっぱいに入れた硬貨を高座周辺のさい銭箱に投げ入れた。

 硬貨が高座に当たる音が大きいほど供養になるとされ、力いっぱい投げつける参拝者もいた。戦没者の英霊供養もあった。

 投げ銭供養は、11カ寺の持ち回りで毎年開かれ、来年は薬王寺で催される。