4K徳島国際映画祭の開幕を飾った「造園男子」の紹介動画=神山町の城西高校神山分校

 徳島発の高画質映像の祭典「4K徳島国際映画祭2017」(とくしま4Kフォーラム実行委主催)が25日午前、神山町の城西高校神山分校をメイン会場に始まった。国内外の映像制作会社やテレビ局が自然の風景や伝統文化などを4K、8Kで撮影した約120作品を町内各所で上映。4K機材や仮想現実(VR)などの先端映像機器の展示や、制作者らが意見を交わす「4Kフォーラム」も同時開催される。26日まで。無料。

 城西高神山分校の体育館と図書館、町役場、町商工会館の計4カ所にスクリーンを設置。1次審査107作品から選ばれたノミネート20作品と、一般作品が上映される。作品は四国の絶景や伝統芸能、タイの祭り、服作りなどをテーマに、ハイクオリティーな画像で撮影されており、一般参加者だけではなく、映像、ビジュアル関係のクリエイターらの注目を集めそうだ。

 特別作品として、佐那河内村在住の映像作家長岡マイルさんの「神山アローン」(第12回札幌国際短編映画祭で最優秀ドキュメンタリー賞)など9作品も紹介される。

 初日は、神山分校の造園土木科3年生が出演・撮影・編集などの全てを手掛けたPR動画「造園男子」で幕開け。演習林から切り出したスギをトラックで運び、プランターに加工するまでの一連の作業を約10分間にまとめた映像が上映された。来場者は、鮮明で臨場感あふれる映像美に見入っていた。

 同町下分の農業阿部サクさん(71)は「4Kはきれいだし、迫力がある。大きな画面でいろいろな作品を見られるのもいいですね」と話した。

 4Kフォーラムでは、次世代高画質テレビや映像配信など最新の技術動向に関するセミナーや、360度を撮影できるカメラ、モニターといった機器の展示が行われている。

 映画祭は2015年に始まり、今年で3回目。