来年3月開催の可否について判断を先送りしたとくしまマラソン実行委総会=県庁

 とくしまマラソン実行委員会は18日、徳島県庁で総会を開き、決定する予定にしていた来年3月開催の可否について判断を先送りした。新型コロナウイルスの感染者が全国各地で過去最多を更新する中、大会ボランティアの確保に関する見通しの甘さなどについて委員から指摘が相次いだ。12月末までに再度総会を開いて判断する。

 実行委事務局は、8月の総会で示した開催の条件となる▽緊急事態宣言が解除されている▽とくしまアラートが「感染観察」以下▽最低限の運営に必要なスタッフ・ボランティアの確保-などの6項目について、現時点では全て満たしていると報告した。

 その後の意見交換で複数の委員が「ボランティアには高齢者が多く、感染リスクが高い」「第3波が警戒される中での協力は難しい」などと発言。事務局の担当者が大会運営などを見直した結果、ボランティアを従来の約4600人から約1200人に減らし、徹底した感染防止対策に取り組むと説明した。

 ただ、ボランティアを1200人とする根拠や感染した場合の具体的な対応内容が示されず、実行委会長の飯泉嘉門知事が開催可否の判断を先送りにすると提案し、了承された。事務局はボランティア確保の見通しや感染症対策などについて、次回総会までに精査するとしている。

 このほか、実行委副会長の卯木英司徳島陸協会長が必要な大会審判員が確保できないなどとして、主催団体の辞退を報告した。事務局によると、公認コースに変わりはない。

 飯泉知事は「やめるのは簡単だ。大会を開催するという方向性を前提として、内容を徹底的に詰めて再び総会で諮りたい」と述べた。