24日夜に酒気帯び運転の疑いで徳島北署に現行犯逮捕された松茂町議の森谷靖容疑者(58)=同町笹木野=が逮捕直前、町内の飲食店で開かれた吉田直人町長の町政報告会で飲酒していたことが25日、関係者への取材で分かった。森谷容疑者はこの会場から別の店に行く途中で摘発されたとみられる。

 複数の出席者らによると、報告会には吉田町長や森一美副町長、一森敬司議長ら町議9人、後援会幹部ら計46人が参加。24日午後6時ごろから約2時間、開かれた。

 吉田町長が30分程度、町政運営などについて報告。その後懇親会に移り、森谷容疑者はビールや日本酒を飲んだとみられる。具体的な量は不明だが、深酔いした様子ではなかったという。

 署によると、会が終わった後、自宅とは異なる方向に車を走らせていたことから、別の飲食店に向かう途中だったとみられる。

 吉田町長は25日、徳島新聞の取材に「懇親会で少し言葉を交わしたが、車に乗って来ているとは思わなかった。飲酒運転は絶対にやってはいけないことで、非常に残念な思いだ」と話した。一森議長は「まずは本人から話を聞きたい」と話した。

 森谷容疑者は24日午後8時10分ごろ、松茂町笹木野の国道で軽乗用車を酒気帯び運転したとして、道交法違反の疑いで現行犯逮捕された。「酒を飲んだことは間違いない」と容疑を認めている。