STU48、岡山県出身の沖侑果です。今回は10日に初日を迎えたSTU48にとって初めての舞台で、音楽と演劇が融合した新しい公演「Selfish amity’s」について書かせていただきたいと思います。

 東京を拠点とする次世代型エンターテインメントユニット「SEPT」さんがプロデュースを担当して、私たちと、来春に船上劇場としての役割を終えるSTU48号を題材にした脚本を書き下ろしてくださいました。

舞台「Selfish amity’s」に出演した沖侑果さん=広島市の広島港に停泊中のSTU48号

 私はずっとみんなと舞台をやりたかったのですが、その機会がこんなに早くくるとは思っていませんでした。出演者のオーディションは立候補制で行われ、1期生とドラフト3期生から10人、2期研究生から10人の計20人が選ばれました。

 お芝居が初めてのメンバーが多く、稽古が始まった当初は戸惑いから棒立ちになってしまう状態でした。東京と広島をリモートでつなぐやり方にも不慣れで思うように進まず、一つ一つのシーンをゆっくりと手探りで作り上げていきました。

舞台「Selfish amity’s」に出演した沖侑果さん(右)と甲斐心愛さん=広島市の広島港に停泊中のSTU48号

 「わがままな友情」を意味するこの作品は、タイムリープ(時間跳躍)を経験するアイドルの物語です。登場人物一人一人の個性が強く、どこかバラバラで、それでもがむしゃらに一つになって進む姿は自分たちと重なるものがありました。

 自分ではない、だけど他人とは思えない。それぞれが役とリンクしている部分が多く、本音を吐き出すシーンでは役に入り込んで泣いてしまうメンバーもたくさんいました。これまで思っていても言えなかったことが、お芝居を通して言葉にできた感じがします。