臨時記者会見を行う飯泉知事=21日午後4時半ごろ、徳島県庁

 徳島県は21日、徳島市の50代男性会社員と20代男性アルバイト従業員が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内で感染が確認されたのは累計178人になった。

 県によると、50代男性は5日に感染が確認された徳島市の20代男子大学生の父親。大学生の濃厚接触者として健康観察中で4日から職場に出勤せず、自宅待機していた。19日に下痢の症状が出て、20日の検査で陽性が判明した。同居家族1人を濃厚接触者として検査する。

 20代男性は販売員として接客などを担当。16日まで勤務し、業務中はマスクを着け手指を消毒していた。16日から喉の痛みや発熱があり、18、20の両日に医療機関を受診した。8日に岡山県を訪れており、県は「岡山で感染した可能性がある」としている。勤務先は感染対策が徹底されているとして公表しなかった。濃厚接触者は2人で、このうち同居家族1人は20日の検査で陰性だった。残りの友人1人は今後検査する。

 県はこのほか、19日に感染が確認された徳島市の50代女性教職員の同居家族1人が検査の結果、陰性だったと明らかにした。

 全国的に感染者が急増する中で3連休が始まったのを受け、飯泉嘉門知事は政府の観光支援事業「Go To トラベル」の是非について「徳島は県の独自基準であるとくしまアラートも出していない状況だ」と継続を容認する姿勢を示した上で「感染拡大エリアを訪れる人は行動に注意をしていただきたい」と呼び掛けた。