[上]とくしま動物園が建設を目指すミーアキャットの展示施設の完成イメージ図[下]立ち上がって周囲を見渡すなどのしぐさが愛くるしいミーアキャット=徳島市のとくしま動物園(いずれも同園提供)

 徳島市のとくしま動物園は、ミーアキャットの展示施設を2018年度に増築する。地下に掘った巣穴での様子を来園者が見えるようにするほか、雨よけの屋根を設けて魅力向上を図る。建設費の一部は、自治体がインターネットで特定事業の寄付を募る「ガバメントクラウドファンディング」を活用し、協力を呼び掛ける。

 ミーアキャットはジャコウネコ科で、アフリカ南部に生息し、体長30センチほど。「サバンナエリア」の一角で20匹が飼育され、立ち上がって周囲を見渡したり、穴を掘ったりする愛らしいしぐさが人気を集めている。

 計画では、現展示施設(約40平方メートル)の南隣に、鉄筋コンクリート平屋約40平方メートルの新たな施設を建てる。盛り土で地面を1メートルほど上げて壁の一部をガラス張りにし、横から巣穴の中の様子を観察できるようにする。同園によると、国内の動物園でミーアキャットの巣穴を観察できる施設は初めて。19年春の完成を目指す。

 建設費は2200万円。市は、このうち300万円を「クラウドファンディング」で募る。寄付額は3千円から10万円まで8段階設け、▽年間パスポートコース(寄付額5千円)▽記念ネームプレート設置(2万円、先着20人)▽1日園長体験(10万円、先着3人)―などの特典も用意。寄付者は翌年度に税の控除が受けられる。

 寄付は徳島大が設立した一般社団法人・大学支援機構が運営するサイト「OTSUCLE(おつくる)」で12月1日から来年1月31日まで受け付ける。

 県内の市町村でクラウドファンディングによる寄付の募集は鳴門市に続いて2例目。徳島市企画政策課は「返礼品を充実させるのではなく、使途を明確にし共感を得ることで寄付金を集めたい」としている。