親子として同居する10代の女性に対し、意に沿わない性交を強制し続けたとして、監護者性交罪などに問われた徳島県内の30代会社員の男の論告求刑公判が24日、徳島地裁であった。検察側は「極限的に悪質」と指摘し、懲役18年を求刑した。弁護側は「反省している」などとして懲役7年を求め、結審した。判決公判は12月24日。

 検察側は論告で、「被害者が小学生の頃から性的虐待を繰り返し、性欲を満たす道具として扱っていたとしか思えない」と指摘。「拒否すれば、虐待の様子を収めた動画をインターネットに流出させる」と脅迫していたとして「被害者が未熟な頃から逆らえない状況を作っており、極めて卑劣かつ狡猾(こうかつ)」と厳しく非難した。

 新型コロナウイルスの感染拡大で犯行の頻度が増えた面がある点にも触れ、「厳しく処罰しなければ、同種犯行を誘発し、社会的にも悪影響がある」と述べた。

 この後、被害者参加制度に基づき、女性の代理人も論告求刑を行い、「犯行はあまりに悪質で、”鬼畜の行為“というほかない。懲役30年が相当」と求めた。

 弁護側は最終弁論で、逮捕直後から犯行を認めて謝罪し、女性と離縁した上で今後は接触しないと誓約していることなどを強調し、「懲役7年が相当」と主張した。